栄養学科には1年生の科目として”健康と栄養管理”という授業があります。今回、初の試みとして、”健康と栄養管理”のダイジェスト版の講義を、県内の高校2年生向けに開講しました。参加者を6月下旬まで募集し、8名の方が応募してくれました。
授業は、8月19、20日の二日間。1日目は3~5時間目、2日目は4、5時間目のトータル5コマ開講です。授業には、本学科1年生2名もStudent Assistantとして参加し、高校生の皆さんに、大学生目線でのコメントを伝えてくれました。授業は私だけでなく、井澤先生、そして吉池信男学長が担当しました。一度に三味を楽しめる、いいとこ取りな仕様になっています。
授業の最終目的は、 “栄養の力で人々を幸せにするとはどういうことか?”について考えることですが、授業内容は栄養や管理栄養士の話にとどまらず、食品から研究まで幅広く、授業スタイルは講義と個人ワーク、グループワークを織り交ぜて展開しました。それほど長い時間ではなかったですが、単に知識を得るだけでなく、知識と知識をつなげて新たな考えを生み出し、その考えを他の人に伝わる形で発表するという大学の授業の片鱗を体験してもらいました。
皆さん、しっかりと授業を聞き、積極的に参加してくれました。今回の体験を通じて得た気付きや学び、自分で参加を決めてやり切った自信が、これから様々なことにチャレンジしていく高校生の皆さんにとっての糧になればいいな…と願っています。
(清水亮)

